こんにちは。歯科衛生士の木村です。
最近猛暑が続いておりますが、
皆様体調を崩されたりしていませんか?
学校等は夏休みに入り、
“久しぶりの友達や家族に会う”
なんて方も多いのはないのでしょうか。
せっかくの再会だからこそ、
あれなんだか口がにおう…
と気になってしまう口臭には
注意したいところです。

実は口臭の約90%以上は
“お口の中”に原因がある
と言われています。
今回は主な原因と対策について
今回はお話していこうと思います。
主な原因①歯周病
日本人の成人の約8割がかかっている歯周病は、歯茎の中に最近が溜まり炎症が膿が発生すると強い口臭の原因についてなります。
対策
・歯科での定期的な歯周病検査・スケーリング
・歯間ブラシやフロス等歯ブラシ以外の補助器具を用いた徹底的プラーク除去
主な原因②舌苔(ぜったい)
舌の表面に付着する白~黄色っぽい汚れを「舌苔」と言います。これは食べカス、細菌、剥がれた粘膜細胞などで口臭の原因である揮発性硫黄化合物(VSC)と呼ばれるガスの発生源になります。
対策
・舌ブラシで舌苔を優しく清掃(1日1回/力を入れすぎない)
・舌苔が目立つ方は口呼吸や唾液の減少が身近で起こってる可能性があるので、生活習慣の見直し
主な原因③食事・嗜好品等一時的なもの
ニンニク、アルコール、コーヒー、喫煙等は一時的ににおいを発生させます。これは生理的口臭と呼ばれ、通常は時間の経過と共に自然に改善します。
対策
・食後の口腔清掃や水分補給
・キシリトールガムやうがいも有効
主な原因④唾液の減少(ドライマウス)
唾液には抗菌作用・自浄作用があり、減少すると口腔内の細菌が繁殖しやすくなります。
ストレス、加齢、薬の副作用等が関係する場合もあります。
対策
・こまめな水分補給
・唾液腺マッサージで分泌を促す
・マウスリンス等用いて保湿
その他の原因⑤全身疾患・内科的要因
糖尿病、消化器疾患、副鼻腔炎などが背景にある場合もあります。
口腔内に明らかな原因が見当たらない場合は必要に応じて他の診療科とも連携しながら対応していくのが良いでしょう。

口臭のほとんどは口腔内のケアや
治療で改善できることが分かっています。
当院では患者様一人一人にあった
適切なセルフケアや歯ブラシ指導も
行っていますのでお気軽にご来院下さい。
是非一度歯科検診に
いらしてみてはいかがですか?
スタッフ一同お待ちしております。